【費用10万円以内】初めて自作PCを作ってみた

みなさんは自作PCを作ったことはありますか? 僕はPCは買うモノと思っていたので今まで自作経験はありません。

現在使用しているWindowsのPCが約8年前の物で流石にそろそろ新調しようと思い今回は以前から興味のあった自作に挑戦してみます!

目次

この自作PCの過程はYouTubeにもアップしています。

なぜ自作しようと思ったのか?

現在使用しているWindowsのPCが約8年前の物です。

  • たまに起動しても画面が映らないことがある
  • フリーズする
  • ログイン画面にすらたどり着かないことがある

など普段使いにも影響出てきました。

ちなみにスペックは以下です。

  • CPU:Intel Core i7 2600
  • メモリ:8GB
  • GPU:GeForce GTX 660

ゲーム(PSO2)をやりたくてグラボだけ差し替えました。

BTOでカスタマイズして購入しようかとも考えましたが、それじゃ面白くないしPCのことを少しでも詳しくなりたかったので自作するに至りました。

使用用途は?

  • 簡単な動画編集
  • 少しゲームができるくらい(FPSはやらない)

主な使用用途は上記の2点です。
動画編集もゲームも解像度はフルHDで快適に動作したらいいなくらいに考えています。

自作PCに必要なパーツ

まずは自作といえばパーツですね。
僕は何もわからない状態だったので当然調べまくりました。
結果、以下のパーツでPCは構成されていることがわかりました。

  • CPU
  • マザーボード
  • GPU(グラフィックボード)
  • メモリ
  • ストレージ(SSDもしくはハードディスク)
  • 電源
  • ケース
  • OS(Windows)

上記のパーツを自分で一つずつ選んで購入していくことになります。

購入したパーツの紹介

それでは実際に購入したパーツを紹介していきます。
※ここで紹介するパーツは自作PC完全初心者が選んだものなので他にもっと良い構成があると思います。

CPU

AMD Ryzen 5 3600

  • 購入日:2020/5/29(アマゾン)
  • 金額:24,222円

このCPUは6コア / 12スレッドです。コア数やスレッド数が多いと複数の同時作業に強くなります。
初めはAMD Ryzen 5 1600AF(10,000円ほどの激安CPU)を購入しようと思っていましたがどこも売っていないのでこれにしました。

CPUグリス

Thermalright TF8

  • 購入日:2020/6/5(アマゾン)
  • 金額:1,180円

CPUには最初からグリスが付いているので買わなくても良かったのですがとある事情から購入しました。
詳細は組み立てのCPUクーラーを取り付けに記載してます。

マザーボード

MSI B450 GAMING PLUS MAX ATX マザーボード MB4821

  • 購入日:2020/5/30(アマゾン)
  • 金額:10,870円

そもそも自作PCが初めてなのでマザーボードはいろいろ自作動画をみたり調べたりしていたところこのマザーボードを紹介しているところが多かった気がするのでこれにしました。

GPU(グラフィックボード)

MSI GeForce GTX 1650

  • 購入日:2020/5/29(アマゾン)
  • 金額:15,181円

購入したCPUのRyzen 5 3600には内蔵グラフィックが搭載されていないのでグラフィックボードを積まないといけないらしい。
GTX 1650はフルHDのゲームであれば基本的にはちゃんと動作するらしい。FPSはやらないのでフレームレートは極端にカクつかなければいいかなと言う感じです。

メモリ

TEAM DDR4 2666Mhz PC4-21300 8GBx2枚

  • 購入日:2020/5/29(アマゾン)
  • 金額:7,780円

メモリはとりあえず動画編集には16GBは必要らしく、アマゾンでマザーボード B450を購入する際によく一緒に購入されている商品としてこのメモリが出てきたのでこれにしました。

ストレージ

Western Digital WD BLUE 3D NAND SN550 NVMe WDS500G2B0C (M.2 2280 500GB)

  • 購入日:2020/6/2(ドスパラ)
  • 金額:8,900円

Western DigitalのM.2 SSDを選択しました。
容量は500GBです。

M.2というSSDは高速のデータ転送を可能で取り付けもものすごく簡単らしいという理由でこれにしました。
※マザーボードにM.2スロットがないと取り付け出来ません。

電源

ANTEC NeoECO Classicシリーズ 550W

  • 購入日:2020/5/29(アマゾン)
  • 金額:5,282円

ANTECの550W電源です。
ちなみに玄人志向の電源がこれより安かったのですがケーブルが短くケースによってはマザーボードのコネクタにケーブルがとどかない事態は発生する場合があるらしくこれにしました。
電源はホントによくわかっていないのでとりあえず500Wあればほぼ大丈夫!らしい(笑)

OS

Windows10 HOME

  • 購入日:2020/6/2(ドスパラ)
  • 金額:16,269円

OSって結構高いですね。
OSのインストールも初めてなので少し不安です。

ケース

Thermaltake S300 TG Snow Edition

  • 購入日:2020/5/30(ドスパラ)
  • 金額:9,878円

ケースは完全に見た目だけで選びました!



マザーボードの規格があっていないと設置出来ないのでそこだけは注意しました。
※今回購入したマザーボードの規格はATXです

組み立て開始

それでは購入したパーツで組み立て開始です!

1, マザーボードを開封

マザーボードを開封します。
初めてマザーボードを手に取ってみたのですがメカメカしくてカッコイイですね!

これからこのマザーボードにCPUなどパーツを取り付けていきます。

2, CPUを取り付け

CPUソケット呼ばれる場所に取り付けるのですが、ソケットとCPUに向きを合わせる印が付いています。


印を確認したらソケットのレバーを上げて

設置!

レバーを下ろします。

これでCPUが固定されていればOKです。

3, CPUクーラーを取り付け

クーラーの取り付け前にリテンションと呼ばれるのもを外します。
プラスドライバーを使用して外します。

バックプレートは元の位置に戻しておきます。

RyzenのCPUクーラーに最初から塗られているグリスは少々問題があるらしい。
その問題とはCPUにものすごくくっ付くらしい。
これの何が問題なのかというとCPUクーラーを外すときにCPUごと外れるらしい(スッポン)。このときCPUのピン曲がったり最悪壊れるみたいです。

スッポンするのは嫌なのでグリスを塗り替えます。

最初から塗ってあるグリスを拭き取る。


CPUにグリスを盛ってヘラで伸ばす。

CPUクーラーを置いてネジ止め

固定されていればOKです。

そして、CPUクーラーから出ているケーブルをCPU FANと書かれたコネクタに挿します。


4, メモリを取り付け

メモリの取り付けは簡単です。

メモリのスロットとメモリの切り欠きを合わせて左右のロックレバーを下ろします。

上から抑えて挿します。
※結構力を入れないと挿さらなかったです

ロックレバーが上がっていればOKです。

5, M.2 SSDを取り付け

M.2 SSDはTypeの番号で長さが違います。
今回購入したM.2 SSDのTypeは2280です。2280はM.2 SSDでは標準の長さです。

Typeは5種類あります。

  • Type 2230
  • Type 2242
  • Type 2260
  • Type 2280
  • Type 22110

それでは取り付けに進みます。

M.2スロットの先にある金具を外します。

M.2 SSDの長さに合う場所に金具を移動します。

M.2 SSDをスロットに挿してネジ止めします。
※ネジはマザーボードに付属していました。

固定されていればOKです。

6, ケースにマザーボードを設置

まずはバックパネルをケースに取り付け。

マザーボードはスペーサーと呼ばれるものの上に設置します。

スペーサーの位置を確認。
※マザーボードの規格のよっては位置を変更する必要があります。

マザーボードを載せてネジ止め。
9箇所ネジ止めしました。


固定されていればOKです。

7, 電源を取り付け

このケースはドライブベイを外さないと取り付けることが出来ませんので外します。

ケースの底がメッシュになっているので電源をファンの向きを下にして入れます。
※ファンの向く方向が塞がっていると空気を吸い込めないため

ネジで固定します。



固定されていればOKです。

8, グラフィックボードを取り付け

拡張スロットを2つ外し、拡張スロットの上の金具も外します。

グラフィックボードをスロットに挿してネジ止めします。


9, 配線

まずはマザーボードの電源とCPUの電源をつなぎます。

マザーボード用の電源ケーブル24ピンをつなぎます。


CPU用の電源ケーブル8ピンをつなぎます。


最後はケースから出てるケーブル類をつなぎます。

これらのケーブルは決まったところにしか挿さりません。

USB3.0のケーブル

USB2.0のケーブル

イヤホンやマイクのケーブル

電源やスイッチなどのケーブル
このケーブルはバラバラになっているので、マザーボードの説明書に書いてあるように纏めて挿します。


これらすべて接続しました。

9, 起動確認

ここまで来たらあと少しです!

電源ケーブル、モニターにHDMIケーブル、マウスとキーボードを準備

注意点としてHDMIケーブルはマザーボード側の端子に繋いではいけない。

グラフィックボードを取り付けているとグラフィックボード側の端子が優先になるらしい。

準備ができたら電源ボタンを押して起動!

今回はMSIのマザーボードを使用しているので「Del」キーを押しながら起動します。
うまく起動するとBIOSの画面が表示されるはずです。

10, Windowsをインストール

あとはWindowsをインストールしたらほぼ終わりです。
Windowsのインストールはすごく簡単で、インストール用のUSBメモリを挿して電源を入れるだけです。

電源を入れると画像のような画面になるので64bitを選択します。

ライセンスキーを入力します。

画面の指示に従っていくとネットに接続してくださいを表示されるのでLANケーブルを繋いでネットに接続します。

そしてまた画面の指示に従っていくとインストール完了です。

ちなみにこのモニターの記事もあります。

11, 仕上げ(パネルの取り付けなど)

結束バンドで適当にケーブルをまとめる。
全面のガラスパネルを閉める。
裏配線のバックパネルを閉める。

完成です!!

最後に

これで無事に自作PC完成です!
ここまでの作業時間は4時間ほどかかりました。正直かかりすぎかと思いますが作っていてすごく楽しかったです。

この記事の冒頭でもお伝えしましたが、この自作PCの作成過程はYouTubeにもアップしていますので、興味ある方はそちらも御覧ください。

このPCで原神がどのくらいFPSがでるのか検証してみました。